YUHINOOKA

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届かなかった一本。 1980年。

白山眼鏡店のデザイナー・白山將視氏は、
一人のミュージシャンのために、
新しい眼鏡をデザインしていました。

そのモデル名は、WINSTON。

贈られるはずだった相手は、ジョン・レノンでした。

1979年。
ジョン・レノンは来日した際、白山眼鏡店を訪れ、「MAYFAIR」を気に入り購入しました。

その際、ジョンは白山氏にこう伝えます。

「来年も来るから、新しいメガネを作ったら、
僕に必ずキープしておいてください。」

その言葉を受けた白山氏は思いました。
「ジョン・レノンに掛けてもらいたい一本をつくろう。」

そうして生まれたのが、WINSTON。

モデル名は、ジョン・レノンの
ミドルネームに由来しています。

しかし、その翌年1980年。
ジョン・レノンは凶弾に倒れました。

完成した眼鏡が、
彼の手に渡ることはありませんでした。

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白山眼鏡店は1883年創業、
1975年からオリジナルフレームの製作を始めました。

「デザインしすぎない。」

その哲学のもと、
掛ける人に自然と馴染む眼鏡をつくり続けています。

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今回ご紹介するのは、WINSTON。
厚みのあるアセテート生地と、印象的な曲智。

力強い存在感がありながら、
掛ける人の表情に自然と溶け込む一本です。

この眼鏡の価値は、
ジョン・レノンのために
デザインされたことだけではありません。

一人の掛け手を想い、
その人のためだけの一本をつくろうとしたこと。

そのものづくりの姿勢が、
この眼鏡には今も受け継がれています。

今回の一本は、ジョン・レノンが愛用した
アンバーカラーのフレームで
サングラスとして仕上げました。

白山眼鏡店

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